全粒粉100%でパンを作ろう!
皆さん、全粒粉がどんなものなのかご存じでしょうか?
全粒粉入りのパンは、パン屋さんでもよく見かけますよね。
今回は全粒粉がどんなものなのかを説明し、全粒粉100%で作る食パンのレシピをご紹介します♪
全粒粉とは
全粒粉とは、小麦を丸ごとひいて粉状にしたもののこと。一般的な読み方は「ぜんりゅうふん」といいます。
小麦は表皮・胚芽・胚乳で構成されており、胚芽と表皮を取り除いて挽いたものが小麦粉。それに対し、小麦をまるごと挽いたものが全粒粉です。
お米でいうと、小麦粉は精白米、全粒粉は玄米のようなものとイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
小麦粉と聞いて思い浮かぶのは白色ですが、全粒粉は小麦の殻も使用いているので茶褐色をしています。
全粒粉は食物繊維・カリウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛などが多く含まれており、栄養素を効率よく摂取できる食材。小麦粉に比べてカロリーが若干低いことなど、うれしいことがたくさん詰まっています。
全粒粉100%でパンが作れる!おすすめアイテム
全粒粉はメーカーによって粒度(粒の細かさ)が異なります。使う際には、レシピの粉の10~30%ほどを置き換え、まずは試してみてください。
もし全粒粉100%でパンを焼きたいなら、従来の全粒粉よりも微粉砕されているものが◎
ご紹介するレシピで使用するのは「cotta 微粉砕全粒粉 北海道産強力粉」。
重く、かたくなりがちな全粒粉パンもしっとりボリューミーに焼き上げることができます。
吸水力が強いので、製パンの際は加水を10%増やすのがおすすめ。
全粒粉100%!基本の食パンレシピ(1斤分)
「cotta 微粉砕全粒粉 北海道産強力粉」を使い、全粒粉100%の風味豊かな食パンが作れるレシピです。
材料
- 微粉砕全粒粉北海道産強力…260g
- 塩…3g
- 砂糖…25g
- ドライイースト…3g
- 水…180cc
- 無塩バター…20g
作り方
- ホームベーカリーに無塩バター以外の材料を入れ、生地をこねる。
*初めから無塩バターを入れるとグルテンが繋がりにくくなるため、後入れにしています。お手持ちのホームベーカリーの説明書にあわせて調整してもOK。
- ある程度こねたら無塩バターを加え、さらにこねていく。
- 写真のようになめらかなグルテン膜が張ればこね上がり。
*ホームベーカリーをお持ちでない方は手ごねでもできます。グルテン膜が張るまでしっかりとこねてください。 - 表面が張るようにきれに丸め、約2倍の大きさになるまで一次発酵。
*目安:30℃で30~40分間(発酵具合が分かりやすいようにボウルに移し替えています)。
- 約2倍の大きさになったら指で生地を押してみて、跡がそのまま残れば発酵完了。
- 作業台へ移し、ガス抜きをする。
- 3等分に分割してきれいに丸め直し、ラップをかけて15分間ベンチタイム。
- ベンチタイム中に、食パン型にオイルスプレーを吹きかけておく。
- 成形。
めん棒で細かいガスをしっかりと抜きつつ、15cm×20cmの長方形にのばす。
- 写真のように両端を折りたたみ、めん棒で軽くなじませる。
- 手前からくるくると巻き、とじ目をしっかりととじる。
*きつく巻かないようにするのがコツ。
- 型に等間隔になるよう入れたらラップをかける。
- 二次発酵。
角食の場合は型の9割まで生地が膨らむのを目安に。
*山食の場合は、型から3cm頭が出るまで二次発酵。お好きなほうで発酵具合を調整してください。 - オーブンを200℃に予熱。予熱完了になったら190℃に下げて28分間焼成。
- 焼き上がったら、型ごと2~3回台に打ち付けてから型から出す(腰折れ防止のため)。
完成♪
「*全粒粉100%食パン*」の詳しいレシピページはこちら。
味や食感は?おすすめの食べ方
一口食べて、これ全粒粉だけで作った食パン!?とびっくりしました。
しっとりやわらかく、全粒粉パンの概念を覆すほどの口当たり。
軽めな仕上がりなのでパクパク食べられます。
シンプルにトーストしてバターを塗って食べると、全粒粉の香ばしい風味が口いっぱいに。
全粒粉はナッツやドライフルーツとの相性も抜群。キャラメリゼしたナッツをのせたオープンサンドもおいしいですよ♪
生地にくるみなどのナッツやお好きなドライフルーツを混ぜ込んで焼くのもおすすめです。
レシピのポイント
今回のレシピのポイントは、成形の時にしっかりガスを抜くこと。
ガスが残ったままだと焼き上がったときに生地に穴が開いてしまいます。
しっかりめん棒でガスを抜き切りましょう。
全粒粉を使いこなしておいしいパン作りを
今回は、全粒粉100%で作る食パンのレシピをご紹介しました。
通常の全粒粉より微粉砕された「cotta 微粉砕全粒粉 北海道産強力粉」なら、しっとりやわらかな全粒粉食パンが焼き上がります。
魅力的な食材、全粒粉。ぜひ活用してくださいね。