洋梨のタルトをクラフティ生地で作ろう!
洋梨のタルトといえばアーモンドクリームが定番ですが、今回ご紹介するのは、クラフティ生地を流しこんだレシピ。
クラフティは、卵・牛乳・小麦粉で作るアパレイユをフルーツと一緒に焼きこんだ、フランス・リムーザン地方の伝統菓子です。チェリーを使ったものがメイン。でも、今ではいろんなフルーツを入れて焼くのも人気なんです。
洋梨缶を使って手軽に作れる、洋梨のクラフティタルトのレシピをご紹介します!
洋梨のクラフティタルトのレシピ(16cmタルトリング1台分)
パートシュクレを作る
材料
- 無塩バター…60g
- 粉糖…35g
- 卵黄…1個
- 薄力粉…115g
- アーモンドパウダー…25g
下準備
- バターはあらかじめ常温に出して、やわらかくしておく。
- 薄力粉、アーモンドパウダーはふるっておく。
作り方
- やわらかくしたバターに粉糖を入れ、すり混ぜる。
- 卵黄を加えてすり混ぜていく。
- ふるっておいた薄力粉とアーモンドパウダーを入れ、練らないようにさっくりと混ぜる。
- ひとかたまりになったらラップで包み、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。
- 生地を冷蔵庫から出してめん棒でのばせるかたさになったら、ラップで挟む。
- ラップを外し、タルトリングにかぶせて生地を押し込んでいく。
- めん棒を上から転がして余分な生地を取り除いたら、冷蔵庫に入れて1時間冷やす。
- クッキングペーパーの上に重石を置き、180℃のオーブンで15分間焼く。重石を外し、さらに5分間焼く。
- 焼き上がったら、冷めるまでそのまま置いておく。
タルトリングよりも一回り大きく、3mmの厚さにのばす。
アパレイユを作る
材料
- 卵(Lサイズ)…1個
- 砂糖…20g(果物の甘さによって調節)
- 薄力粉…10g
- 牛乳…60g
- 生クリーム…60g
- バニラビーンズペースト…適量
- 洋梨…缶入りのもの約2.5個分
ゴールドリーフの洋梨缶がおすすめです。
作り方
- ボウルに卵・砂糖・バニラビーンズペーストを入れてすり混ぜる。
- 薄力粉をふるい入れて混ぜたら、牛乳と生クリームを加えて混ぜる。
- ザルでこして冷蔵庫で冷やしておく。
- 洋梨を約1cmの厚さにカットし、クッキングペーパーで水気を取る。
- タルト生地に洋梨を並べていく。
- アパレイユをそーっと流し込む。
- 焼き色がついたらオーブンから出し、冷めるまで置いておく。
*今回、私は2段重ねにしました。
180℃に予熱したオーブンで30~35分間焼く。
仕上げ
材料
- ナパージュ…適量
- ピスタチオ…適量
作り方
- ハケでナパージュを塗っていく。
- 周りに粉糖をかけ、ピスタチオやお好みでタイムなどのハーブを飾る。
- 出来上がり。
1日寝かせると、味がなじんでよりおいしくなります。
「洋梨のクラフティタルト」の詳しいレシピページはこちら。
カットしてプレゼントするのも◎
余ったアパレイユの活用方法
タルトに入れるフルーツが多ければ多いほど、アパレイユを入れられる量が少なくなります。
余ったアパレイユを捨ててしまうのはもったいないので、食パンやバゲットに染み込ませてフレンチトーストにするのがおすすめ。バニラが香ってリッチな味わい♪
クラフティのアレンジいろいろ
今回は洋梨を使ったレシピをご紹介しましたが、他にもりんご・いちじく・ベリー類などを入れてもおいしく召し上がっていただけます。
アパレイユを抹茶や紅茶のフレーバーにしても面白いかもしれませんね。
写真は、シロップとリキュールに漬け込んだオレンジを入れたもの。爽やかなオレンジと舌触りの良いクラフティ―は相性抜群!
ココット皿に入れて焼き上げれば、手軽に楽しめるデザートになります。
ひと味違う洋梨のタルトを楽しんで
クラフティは、とろんとしたプリンのような食感が楽しめるお菓子。
いつもと違う食感の洋梨のタルト、ぜひご家庭で作ってみてくださいね♪