気軽に作れる沖縄の簡単おやつ・サーターアンダギー
沖縄発祥の揚げドーナツ「サーターアンダギー」を作ってみませんか?
用意する材料も少なく、混ぜて丸めた生地を揚げるだけと簡単♪
食べたい時に気軽に作ることができますよ。
今回は、サーターアンダギーの基本のレシピをご紹介。保存方法や、フレーバーのアレンジアイデアもご提案します。
サーターアンダギーとは
サーターアンダギーとは、沖縄県の伝統的な揚げ菓子。
名前は首里方言からきていて、「サーター」は砂糖、「アンダ」は油、「アギ」は揚げるという意味。「砂糖の天ぷら」と呼ばれることもあります。
名前のとおり砂糖が多く入っているので、揚げたてはサクッとした食感に仕上がるんですよ。
基本的な材料は、砂糖・卵・小麦粉。
卵以外の水分を加えず、しっかりと火を通すため日持ちしやすく、やや食べ応えがあります。
割れた形も特徴のひとつ。
揚げた時にできるその形が「笑った顔に見える」「花が咲いたように見える」ということから、縁起の良いお菓子としてお祝いの席でも食べられています。
基本のサーターアンダギーのレシピ
花のように割れた形に仕上げるポイントは、低めの温度の油でゆっくり揚げること。
揚げ油には、酸化しにくくカラッと揚がる米油を使用するのがおすすめです(揚げ物に◎)。
材料(12個分)
- 卵…Mサイズ1個
- 上白糖…75g
- サラダ油…5g
- 薄力粉…140g
- ベーキングパウダー…2g
- 揚げ油(米油)…適量
下準備
- 揚げ油を鍋の底から3~4cmの高さまで入れる。
- 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるう。
作り方
- ボウルに卵を入れ、砂糖とサラダ油を混ぜ合わせる。
- 薄力粉とベーキングパウダーを加え、ゴムベラで切り混ぜてまとめる。
- 揚げ油を150℃程度の低温に熱する。
- 生地を直径3~4cm程度の大きさに丸く成形する。
*手に油を薄く塗ると、生地が手につきにくくなり、丸めやすくなります。
- 油の中へそっと入れる。
浮き上がってきたら、たまに転がしながら、中に火が通って割れ目に色が付くまで7~8分間ほどかけてゆっくりと揚げる。
- 油を切る。
- 完成。
おいしい温め方
冷めたあとや翌日は、オーブントースターで様子を見ながら2~3分間温めなおすのがおすすめ。
取り出して1分ほど経ってから食べると、サクッとした食感が戻ります。
保存方法
1~2週間ほど日持ちするといわれていますが、やはり時間が経てば酸化などにより味が落ちてきます。
もし1~2日間で消費しきれない場合は、密閉できる袋に入れたり、ラップで1つずつ包んだりして、冷凍保存しましょう。
食べる時は自然解凍後に、トースターを使って上記の方法で温めなおしてください。
おすすめアレンジ3選
シンプルな材料で作るサーターアンダギーは、アレンジしやすいお菓子。
おすすめしたい3つのアレンジで作りました。
抹茶味
薄力粉のうち5gを抹茶パウダーに変えて、生地を作ります。
割ると鮮やかな緑色で風味良く仕上がりますが、抹茶は退色しやすく、味も変化しやすい場合があるため、食べごろは当日中です。
黒糖
白砂糖の代わりに黒砂糖を使うと風味が加わり、素朴でやさしい甘さに仕上がります。
粉末の黒糖を準備し、ダマになりやすいのでよくほぐしてから加えてください。
白砂糖に比べると甘さがやや控えめに感じられるので、甘みが足りなければ揚げた後にグラニュー糖や粉糖をまぶすのも〇
米粉
小麦粉を米粉に変え、グルテンフリーのおやつとして作ることもできます。
時間がたっても油っぽさはなく、小麦粉で作ったものと同様の歯切れの良さですが、よりさくっと軽い食感に仕上がります。
グルテンが出ないので、まとまりにくければしっかりこねるように混ぜ込んでOK。
薄力粉を使ったものと比べて生地に早く色が付きやすいので、140~150℃で揚げてください。
動画でおさらい
揚げたてを楽しもう
サーターアンダギーは、特別な材料や道具を準備する必要がなく、自分で作れば出来たてを楽しむことができるのが醍醐味。
おうち時間にサーターアンダギーを食べて、キッチンでちょっとした旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。