カリッザクッのかりんとう饅頭を楽しもう!
カリっとした表面の食感とあんこの甘さが相性抜群の和菓子、「かりんとう饅頭」を食べたことはありますか?
今回のコラムでご紹介するのは、かりんとう饅頭のレシピ。
難しい工程も少なく簡単に作れるので、この機会にチャレンジしてみてください♪
かりんとう饅頭とは
かりんとう饅頭とは、こしあんを包んだ黒糖饅頭生地を蒸し上げ、さらに油で揚げたもの。
揚げることで表面がカリッとした食感になり、色や風味がかりんとうに似ているのが特徴です。
かりんとうを生地に練り込んでいると思われるも方がいますが、「かりんとうに似ている」というのが理由なんですね。
かりんとう饅頭のレシピ(8個分)
カリッとした食感が楽しめるのは、揚げたてを味わえる手作りならではの魅力!
時間が経つとカリカリ感はなくなっていきますが、また違ったおいしさが現れます。
材料
- 粉末黒糖…30g
- 水…小さじ2
- 重曹…小さじ1/2(2.5g)
- 水…小さじ1/2
- 薄力粉…50g
- 太白ごま油…小さじ1
- こしあん…120g
道具
- ボウル
- ゴムベラ
- 粉ふるい
- スケール
- 茶こし
- 蒸し器
- スケッパー
- クッキングシート
下準備
- クッキングシートを8cm角くらいの大きさにカットし、これを8枚準備する。
- こしあんを1個あたり15gに分割し、8個丸めておく。
作り方
- ボウルに黒糖と水小さじ2を入れ、電子レンジ600Wで30秒間温める。黒糖をしっかり溶かして冷ましておく。
*熱いまま次の作業に進んでしまうと重曹が反応してしまうため、冷ましてから使用する。
- 重曹を小さじ1/2の水で溶かし、1に加えて混ぜる。
- 薄力粉をボウルにふるい入れ、そこに2を加えてゴムベラで混ぜる。
- 粉っぽさがなくなってきたら、太白ごま油を加えてさらに混ぜる。
- 生地が台にくっつかないように、薄力粉(分量外)を茶こしでふるう。
生地を台に取り出したら全体に薄力粉をまぶし、スケッパーで8等分にカットする。*生地がべとつく場合は、粉を付けながら作業する。
- 生地でこしあんを包む。
*生地をのばし過ぎると、あんを包んだときに底になる部分の生地が厚くなってしまいます。あんを包めるギリギリの大きさに生地をのばすのがコツ。
生地がくっつきやすく破れやすいので、優しく手でのばしましょう。
- 丸く形を整えてから、カットしたクッキングシートにのせる。
*生地が透けないように気をつけて。
- あらかじめ沸騰させておいた蒸し器に並べ、表面が乾かないように霧吹きで軽く水をかける。
- 強火で8~10分間蒸す。
- 蒸し上がったら火から下ろし、表面を乾かす。
- 冷めたら表面を油で揚げる。
揚げ油を準備し、150~160度の低温で、片面2分間くらいずつ、ひっくり返しながらじっくりと揚げる。*焦げやすいので、火加減には注意すること。
最後に180℃くらいに温度を上げ、カリッと仕上げるのがおすすめ。
- 揚がったら、余分な油を切る。
- 完成。
カリッと食感を復活させる方法
かりんとう饅頭は、時間が経つにつれて、どうしても表面がしんなりしてきてしまいます。
揚げたてとはまた違う食感が楽しめますが、あのカリッとした食感を取り戻したいときは、ぜひこの方法を試してみください。
トースターで2~3分間焼き、1~2分間キッチンペーパーなどの上に置いてから食べる!
電子レンジではなく、トースターを使うのがポイント!
電子レンジで温めると、中のあんから熱くなるため、あんの水分で皮がカリッとなりません。
トースターで焼いて、常温で冷ますのが重要なんです。実は、この熱した後、常温にしている間に水分が飛ぶことで、食感が良くなるんですね。
温めてからすぐに食べるのではなく、少し時間をおくのをお忘れなく!
動画でおさらい
かりんとう饅頭で楽しいティータイムを
和菓子って、なんだか難しいイメージがあるかもしれませんが、スーパーなどで手に入りやすい材料も多く、作りやすいお菓子がたくさんあります。
今回のかりんとう饅頭も、黒糖のお饅頭を作って、それを油で揚げれば完成!
そんなに複雑な工程もありません。
コク深くやさしい甘さの黒糖の風味と、カリッと食感が体も心もほっこりさせてくれます。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね♪