簡単成形で作れる!話題のミルフィーユ食パンはいかが?
今、台湾で大人気の食パンをご存じでしょうか。
その名も「ミルフィーユ食パン」。
ミルフィーユのように、生地が何層にもなっている食パンのことです。
分かりやすくいえばデニッシュ食パンで、層が縦に重なるように作ります。
この説明なら味の想像もしやすいですよね。
今回は、台湾で話題になっているミルフィーユ食パンのレシピをご紹介します。
ミルフィーユ食パンのレシピ(正角食パン1斤分)
折り込み生地を重ねて型に入れるだけ。成形の手間がかからないので、デニッシュ生地初心者さんにもおすすめです。
シートバターを作る
材料
- 無塩バター…125g
作り方
- クッキングシートを広げ、薄くカットした折り込み用のバターを置く。
*クッキングシートを半分に折り、折り目を付けておくと次の作業がやりやすいです。
- バターを中心に、15cm×17cmの長方形になるようにシートを畳む。
- めん棒を当て、クッキングシートの大きさにバターをのばす。
- シートバターの出来上がり。
冷蔵庫で冷やしておく。
生地を作る
材料
- 強力粉…200g
- 薄力粉…20g
- ドライイースト…3g
- 塩…4g
- グラニュー糖…20g
- 無塩バター…10g
- 生クリーム…40g
- 牛乳…40g
- 全卵…30g
- 水…60g
下準備
- 型に油脂を塗っておく。
- オーブンを焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
- こね機やホームベーカリーに材料を入れてこねる。
*お使いの機械によってこね時間が違います。調整してください。 - ボウルに移してラップをかけ、室温で40分~1時間、一次発酵。
*時間は室温によって前後します。生地が2~3倍の大きさになるまで発酵させてください。
- 軽く手で押さえて空気を抜く。
平らにした生地をバットにのせてビニール袋に入れ、冷凍庫で5~10分間冷やす。
- 冷凍庫から出した生地をめん棒で約18cm×30cm(シートバターが包める大きさ)にのばす。
- 用意しておいたシートバターを真ん中に置き、上下の生地で包む。
- 向きを90度変え、75~80cmの長さまでめん棒でのばす。
三つ折りにし、向きを90度変える。
- 再度75~80cmの長さまでめん棒でのばし、三つ折りにする。
- 生地をバットにのせてラップをし、冷凍庫に入れて10分間程度冷やす。
- 成形する。
めん棒で、22cm×33cmの大きさに生地をのばす。
- 6等分になるように定規で印を付け、包丁などでカットする。
*11cm四方の正方形の生地が6枚取れます。
- カットした生地を重ねる。
- 下準備で油脂を塗った型に入れる。
- 28℃に設定した発酵器に入れ、生地が型の8分目ぐらいの高さになるまで二次発酵。
*発酵器を使用する場合は、温度が高くならないように気をつけてください。
発酵器がない場合は、乾燥させないように布巾などをかぶせて常温で発酵。温度によって時間は異なります。
- フタをして焼成。
電気オーブンの場合、220~230℃で15〜17分間。*火力はお使いのオーブンによって異なります。時間・温度を調整してください。
- 型から出して冷ませば完成。
「ミルフィーユ食パン」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
デニッシュ系の折り込み生地をきれいに作るコツは、生地を冷やしながら手早く作業すること。
今回のレシピでは、生地の折り込みは三つ折りを2回行います。
2回連続で行いましたが、バターが溶けてくるようなら生地をバットなどに入れて冷凍庫で冷やしてから作業を進めてください。
ミルフィーユ食パンは、クロワッサンのように三日月形に成形したり、デニッシュ食パンのように編んだりする手間がなく、生地を重ねるだけととても簡単。
また、二次発酵の際も生地が真っ直ぐ上がってくるので、焼成のタイミングがわかりやすいのもうれしいポイントです。
おいしい食べ方
表面のパリッとした香ばしさ、内面のやわらかい生地とバターの風味。
ミルフィーユ食パンは、どこをとっても絶対においしいパンです。
層をめくる食べ方は、まさにぜいたく!作り手の特権のような食べ方です。
そのまま食べるだけでなく、トーストしたものもまた格別◎
層が魅力!ミルフィーユ食パンを作ろう!
今回のコラムでは、台湾で話題になっているミルフィーユ食パンのレシピをご紹介しました。
簡単な成形で作れる新しいデニッシュ食パンとして、日本でも人気が出てくるかもしれません。
ぜひ試してみてください。