北欧菓子とフィーカ
北欧には「Fika フィーカ」と呼ばれるお茶と会話を楽しむ文化があります。
食べたり飲んだりするだけではなく、誰かと一緒に過ごす時間を大切にするとってもすてきな習慣です。
フィーカに欠かせないのが甘いお菓子。
今回は、フィーカの定番スイーツの一つであるハッロングロットルのレシピをご紹介します。
混ぜて丸めるといった簡単な工程でできるので、お菓子作り初心者さんにもおすすめです。
基本の丸い形だけでなく、少し変わった模様の付け方もお教えしますね。
ハッロングロットルとは
ハッロングロットルとは、生地の真ん中にラズベリージャムがたっぷり入った、おいしくてかわいい見た目のジャムクッキー。
バターたっぷりの生地はサクッと軽い食感で、ほろっとやさしい口どけが楽しめます。
名前はスウェーデン語で、「ハッロング=ラズベリー」「ロットル=洞窟」という意味。
「ラズベリーの洞窟」という名前までかわいいお菓子です。
ハッロングロットルのレシピ(12個分)
甘酸っぱいラズベリージャムと程よい甘さのクッキー生地は、コーヒーと相性抜群。
作る際は、底の直径が3〜3.5cmくらいの型やマフィンカップをご用意ください。バターたっぷりの生地なので、型に入れずに焼くと広がってしまいます。
12個取のミニマフィン型を使用すると、サイズも個数もちょうどぴったり!
材料
- 無塩バター…100g
- 粉糖…40g
- 薄力粉…100g
- コーンスターチ…20g
- アーモンドプードル…10g
- ラズベリージャム…適量
- トッピング用粉砂糖…お好みで
下準備
- フードプロセッサーを使う場合は、バターを直前まで冷やしておく。
フードプロセッサーを使わない場合は、バターを暖かい室温に置いてやわらかくしておく。 - マフィン型にグラシンケースを敷くか、型に薄く油を塗っておく(型に直接生地を入れても大丈夫です)。型がない場合は、小さめのマフィンカップが便利。
- オーブンを170℃に予熱する。
作り方
- フードプロセッサーを使う場合
バターからアーモンドプードルまでの材料を全て入れ、粒状になるまで攪拌する。
→工程5へ
- フードプロセッサーを使わない場合
ボウルにやわらかくしたバターと粉糖を入れて混ぜる。
- 粉類を全てふるい入れる。
- 粒状になるまで、ゴムベラで切るように混ぜる。
- 12個に分割して丸める。
- 型やカップなどに入れ、指やスティックなどで中央にくぼみをつける。
*生地がくっついてしまう場合は、少量の強力粉をつけるのがポイント。
- 絞り袋やスプーンを使い、ラズベリージャムをくぼみに入れる。
- 170℃に予熱したオーブンで20分間前後、焼成。
*焼き色を付けすぎないように注意。
- 完成。
そのままでも粉糖でお化粧しても、どちらでもお好みでOK。
「ハッロングロットル」の詳しいレシピページはこちら。
アレンジ提案
丸いくぼみにラズベリージャムを入れるのが定番デザインのハッロングロットル。
くぼみの形を変えれば、キュートな仕上がりにできます。
指やスティックを使う
マジパン用のものなど、細工用のスティックを使えばさまざまなデザインが可能に。箸でも代用できます。
大きな丸の上に小さな丸をいくつか作れば、肉球の出来上がり。
指やスティックでハート形を作ってもかわいい♪
クッキー型を使う
クッキーの抜き型を使うのもおすすめです。
分解したスタンプクッキー型をギュッと押し付けてみてください。
生地にくっつく場合は、少量の強力粉を型に付けて使いましょう。
お花の形のハッロングロットルの出来上がり♪
ラズベリージャムを他のジャムに変えても楽しめそう!
いろんな形や味に挑戦してみてください。
フィーカに欠かせない定番菓子・ハッロングロットル
今回は、フィーカ(お茶の時間)に人気のスイーツ「ハッロングロットル」をご紹介しました。
人と人とのコミュニケーションを大切にする北欧の文化や習慣は、とってもすてきですよね。
家族やお友達とのフィーカのテーブルに、手作りのハッロングロットルを添えてみませんか。
思いたったらすぐに作れる手軽なレシピなので、ぜひ一度作ってみてください。