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プレーンサブレのレシピ・作り方

date
2023/09/05
writer
Ordinaire
category
お菓子作り

バターの風味が楽しめる♪シンプルなサブレを作りませんか?

初めてのお菓子作りが「型抜きクッキーだった」という方も多いのではないでしょうか。

クッキー生地にはいくつか種類がありますが、今回はサブレのレシピをご紹介。
初めての方でも失敗しにくいよう丁寧にお教えします。

サブレとは

サブレとは、バターの風味が豊かなサクサク軽い食感のクッキーの一種。
タルト生地などお菓子のパーツとしても使うこともある汎用性の高い洋菓子です。

小麦粉とバターをあわせ、小麦粉の粒子に油脂の膜を作ってサラサラの砂状にしてから水分(卵や水)を加える「サブラージュ法」などの作り方があります。

名前の由来は、フランス・ノルマンディ地方のサブレシュールサルトという町が発祥だからという説や、サクサクとした食感が砂を連想させることからフランス語で「砂」を意味する「Sable(サブル)」に由来するという説など諸説あります。

基本のサブレのレシピ(6×5cmの楕円型9枚と直径4.5cmの菊型6枚程度)

バターの香りが楽しめるシンプルなプレーンサブレは、おやつにもぴったり!

材料

  • 薄力粉(エクリチュール)…100g
  • 発酵無塩バター…50g
  • 粉砂糖…50g
  • 卵黄…1個分
  • 塩…ひとつまみ

  • 卵黄(照卵用)…10g
  • 卵白(照卵用)…5g

薄力粉はエクリチュールかドルチェを使用するのがおすすめ。バイオレットなどタンパク含有量低めの薄力粉だと、この配合では少し型崩れするかもしれません。

下準備

  • 薄力粉は少し大きめのボウルへ入れ、無塩バターは親指大にカット。それぞれ冷蔵庫へ入れて冷やしておく。

  • 照卵用の卵黄と卵白をよく混ぜ合わせ、ラップをしておく。

  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. 卵黄に塩ひとつまみと粉砂糖を入れ、クリーム状になるまでゴムベラで混ぜておく。

  2. 冷やしておいた薄力粉のボウルに冷たい無塩バターを入れ、粉をまぶしながらカードで細かく刻む。

  3. 両手のひらをこすり合わせたり、バターの粒を指先で手早くつぶしたりして、粉チーズのようなサラサラの砂状にする。

  4. 3の中央に窪みを作り、1を全て流し入れる。

  5. カードで切るように混ぜ、なじませていく。

  6. カードで生地を半分に切っては重ねるのを数回繰り返し、全体をまとめる。

  7. 生地がひとまとまりになったら円盤状にしてラップの上に置き、ぴったりと包む。
    冷蔵庫へ入れ、30分~1時間程度休ませる。

  8. ベーキングペーパーを大きめにカットし、半分に折り目をつけておく。

  9. 冷やしておいた生地を出し、手のひらを使って軽く練り戻す。

  10. 簡単な棒状に成形し、用意しておいたベーキングペーパーの片側にのせる。

  11. ベーキングペーパーで挟んでめん棒でのばし、5mm程度の厚さにする。

  12. ベーキングペーパーに挟んだまま、まな板などにのせて冷蔵庫に入れ、30分間以上冷やす。

  13. 冷えた生地を冷蔵庫から出し、ベーキングペーパーを上下ともはがす。

  14. 軽く強力粉をまぶした好みの型で生地を抜く。
    *スタンプクッキー型を使う場合は、生地のほうにも軽く粉を振っておく。

  15. まな板など平らなものにのせたシルパンに、抜いた生地を少し間隔をあけて並べる。

    照卵を塗る場合は、ハケで軽く一塗りして乾くまで冷蔵庫に数分間入れる。

  16. 照卵を二度塗りし、フォークで十字に模様をつける。
    *やわらかくなっている生地があれば、冷蔵庫でかたくなるまでしっかり冷やす。

  17. よく冷えた生地をシルパンごと天板に移す。
    170℃のオーブンに入れ、15~20分間焼成。

  18. 裏側にもきれいな焼き色が付けば焼き上がり。
    ケーキクーラーなどに移して冷ましたら完成。

保存方法

完全に冷めたら、乾燥剤を入れた密封容器に入れておきましょう。

室温なら1週間程度、冷蔵庫に入れておけば2週間程度は保存が可能です。

プレゼント用にラッピングする場合も、湿気ないように気をつけましょう。

レシピのポイント

おいしいサブレを作るために重要な3つのポイントをまとめました。

ポイント1.バターが溶けないように作業する

サクサクの軽い食感を出すためのポイントは、作り方3のサブラージュ作業でバターを溶かさないこと!
粉もバターも、作業直前まで冷蔵庫に入れておきましょう。

また、卵黄と塩はそのまま薄力粉に混ぜると分散しにくいので、あらかじめ粉砂糖とあわせてクリーム状に。こうしておけばムラなく混ざりやすくなります。

ポイント2.生地をのばす際はベーキングペーパーを使う

生地をのばす際は、ベーキングペーパーを使うのがおすすめです。
ラップだとシワがよりやすく、できたシワに生地が入り込んでのばしにくい可能性があります。

ポイント3.冷えた生地を焼く

オーブンに入れるときに生地がやわらかいと型崩れの原因に。
必ず冷たい状態の生地を焼くようにしましょう。

基本を押さえればアレンジも♪人気のサブレを楽しもう

今回は、ティータイムにも喜ばれるシンプルなプレーンサブレをご紹介しました。

タルトやクッキーサンドなどのパーツとして使うことも多いサブレ生地。このレシピは膨らみにくいよう水分が少ない配合にしたので、膨らみによる型崩れが気になるお菓子にも◎

基本の作り方を知っていると、失敗が減るだけでなくアレンジができるようになると思います。
まずはプレーンサブレをマスターして、さまざまなお菓子をお楽しみください。

date
2023/09/05
writer
Ordinaire
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

図画工作の延長で製菓学校に入学、卒業後はお菓子教室主催。 本格スイーツも“おうちで作ってみたい“を叶えられるシンプルなレシピを考えています!

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