あなたのお店ではGoogleビジネスプロフィールを活用していますか?
Googleビジネスプロフィールは、店舗のオーナーであればどなたでも使用できる情報管理ツールです。
集客手段のひとつとしても注目されています。
この記事ではお菓子屋やパン屋を運営されている方々を対象に、以下の内容をGoogleの公式ガイドラインをもとに解説しています。
- Googleビジネスプロフィールの活用で集客力が上がる理由
- Googleビジネスプロフィールと検索順位の関係性
- 集客力をアップさせるGoogleビジネスプロフィールのポイント
店舗集客のヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
(この記事は2023年8月に作成しました。)
活用しないともったいない!Googleビジネスプロフィールを集客に活かせる理由とは
Googleビジネスプロフィール(旧名称:Googleマイビジネス)は、無料で使える店舗情報管理ツール。
情報を掲載するだけでなく、集客目的で多くの店舗で活用されています。
Googleビジネスプロフィールを活用することで、集客アップにつながる理由は、大きく以下の3つが挙げられます。
1.Googleマップ検索で表示されるようになる
お店を探すとき、多くの人はスマートフォンでGoogle検索を利用しますよね。
「表参道 ケーキ屋」「大阪 中之島 パン屋」のように「地名+カテゴリ名」で検索(ローカル検索)すると、検索結果のマップ上に複数の店舗が表示されます。
Googleビジネスプロフィールを作成すると、ローカル検索されたときに、マップ上に表示されるようになります。
検索ユーザーにお店の存在を知らせることで、集客のチャンスを広げることができるのです。
2.ユーザーが求める情報を一目で確認できる
Googleビジネスプロフィールでは店舗情報を一覧で見られます。
ユーザーが必要な情報をすぐに取得できるため、店舗へのアクセスを促進できます。
3.最新の店舗情報を発信できる
他にもGoogleビジネスプロフィールを活用すると、できることがたくさんあります。
- 商品
- 写真画像や動画の掲載
- 投稿機能
- 口コミの取得
上記のような、店舗の詳細な情報発信ができるのです。
最新情報や魅力を伝える発信をすることで、ユーザーの店舗への興味が深まり、お店に足を運んでもらいやすくなります。
まだビジネスプロフィールに登録していない方は、集客のチャンスを広げるために活用してみてはいかがでしょうか?
ビジネスプロフィールの登録方法はこちらの記事で解説してますのでチェックしてくださいね。
Googleビジネスプロフィール登録方法・手順を解説
Googleビジネスプロフィールの内容とランキングの関係性
自店舗のGoogleビジネスプロフィールを、Google検索・Googleマップ検索の上位に表示させるための対策方法を、通称「MEO対策」と呼びます。
MEO対策の重要性についてはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
ローカル検索で集客力をアップさせるコツ|お菓子屋・パン屋の店舗集客
Googleビジネスプロフィールが公式で『
ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み』として、重視される3点を発表していますので、要約してご紹介いたします。
関連性
関連性とは、ローカル検索で入力するキーワードとビジネスプロフィールが合致する度合いです。
検索キーワードと店舗情報の関連性が高ければ高いほど、ランキング上位に表示されます。
関連性を高める手段として、ビジネスプロフィールの掲載情報を充実させることが推奨されています。
距離
検索するユーザーの位置情報や、ローカル検査の順位を決める要素です。
例えば、「洋菓子店」を東京駅で調べたときと、品川駅で調べたときでは、検索結果が異なりますよね。
ユーザーが検索する場所によって検索結果が変わり、検索場所からより近い店舗が優先的に上位に表示されます。
距離の評価を適切に受けるために、Googleビジネスプロフィールの住所は正しく入力しておきましょう。
視認性の高さ
ここでいう「視認性」とは、店舗の知名度や認知度のことです。
例えば、「地元の人にしか知られていない店舗」と「幅広く知られている洋菓子チェーン店」で比較するとします。
「洋菓子店」で検索をかけた際には、知名度の高い「幅広く知られている洋菓子チェーン店」の方が検索の上位に表示されます。
ランキング改善のためには「関連性」が重要
「自分の店は小さいし、知名度も低いから不利なんじゃないか」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
「距離」と「視認性」の高さについては、店舗運営者の都合では変えられません。
しかし、「関連性」だけはGoogleビジネスプロフィールに掲載する情報を充実させることで、検索順位に変化をもたらすことが可能です。
「関連性」を高めるために、プロフィールを充実させるポイントをご紹介いたします。
【Google公式発表】検索結果順位を改善する方法
ローカル検索キーワードとGoogleビジネスプロフィールの関連性を高めるためには、どのようなプロフィールにすればいいのでしょうか?
その方法について、Googleが公式で『
Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法 』として発表しています。
下記の6つがランキング改善の方法として挙げられています。
- 詳細なデータを入力する
- ビジネスオーナー確認を行う
- 営業時間の情報を正確に保つ
- クチコミの管理と返信を行う
- 写真を追加する
- 店舗の商品を追加する
それぞれについてGoogleの発表に基づいて解説していきます。
1. 詳細なデータを入力する
ローカル検索結果は、検索語句との関連性が十分に高いものが表示されるため、ビジネス情報の内容が充実しているほど、検索語句と一致しやすくなります。
重要: ビジネス情報は必ず最新の状態を保つようにしてください。
必ずすべてのビジネス情報をビジネス プロフィールの管理画面に入力して、ユーザーにビジネスの内容、所在地、営業時間が表示されるようにします。次のような情報を入力します(ただしこれらに限定されません)。
住所
電話番号
カテゴリ
属性
店舗の基本情報を漏れなく全て記載することは、ローカル検索でのキーワードとの関連性を高めてくれます。
また、ユーザーが必要な情報をすぐに取得できるようになります。
2. ビジネスのオーナー確認を行う
ビジネスのオーナー確認を行うと、Google マップや Google 検索などの Google サービスで、ローカル検索結果にビジネス情報が表示される可能性が高くなります。
Googleビジネスプロフィールのオーナー登録をすると、ビジネスプロフィールの管理ができるようになるだけではありません。
オーナー登録されていない店舗よりも、オーナー登録されている店舗の方が上位に表示されやすくなります。
3. 営業時間の情報を正確に保つ
開店時間や閉店時間、祝祭日や特別なイベントに合わせた特別営業時間などを含む営業時間を定期的に更新しましょう。
正確な営業時間が表示されていれば、顧客は営業時間を把握でき、安心して営業時間中に店舗を訪れることができるようになります。
店舗の営業時間は月曜日から日曜日、祝祭日の全て入力するのがおすすめです。
臨時休業などで変更があった場合はすぐに最新情報に更新し、正確な情報をお客さまにお届けしましょう。
4. クチコミの管理と返信を行う
ビジネスに関してユーザーが投稿したクチコミに返信しましょう。クチコミに返信することで、ユーザーの存在やその意見を尊重していることもアピールできます。
ユーザーから有用で好意的な内容のクチコミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、顧客が店舗を訪れる可能性が高くなります。
ビジネスプロフィールを活用すれば、お客さまからのクチコミを取得できます。
クチコミは集客の上でとても重要です。
クチコミの内容や評価はもちろんですが、「クチコミに対して店側がどのような返信をしているか」はユーザーが見るポイントでもあります。
クチコミを通してお客さまとコミュニケーションをとることで、信頼性が高まり、お店のファンやリピーターになってくれる可能性がアップします
注意が必要な点は、絶対に嘘のクチコミを載せてはいけないということです。
虚偽のクチコミを掲載することは禁止事項として公式発表されています。
クチコミは自動的に処理され、虚偽のクチコミやスパムなどの不適切なコンテンツが検出されます。
Google では、Google ポリシーや法律を遵守するため、問題が報告されたクチコミを削除することがあります。
禁止および制限されているコンテンツ
Googleが注意を促している虚偽のクチコミは以下のようなものです。
虚偽のエンゲージメント
報酬を払って投稿してもらうなど、実体験の伴わないクチコミ
なりすまし
ユーザーになりすまして投稿されたクチコミ
誤情報
店舗や商品、サービスについての誤った情報や、不正確な情報
不実表示
店舗や商品、サービスに対して、誤解を招く虚偽の記述
具体的には、以下のようなものが違反のクチコミにあたります。
- 報酬を渡してクチコミを書いてもらう
- クチコミを増やすために、「クチコミ投稿をした人には割引します」などのキャンペーンをする
- クチコミの高評価をつけてもらうために、「高評価をつければクーポンをお渡しします」などのキャンペーンをする
- 複数のGoogleアカウントを取得し、ユーザーになりすまして自作自演のクチコミをする
- 店舗スタッフに、ユーザーとしてクチコミの投稿をしてもらう
クチコミは、ユーザーの実体験に基づいたものであることが重要です。
上記のようなクチコミを掲載し、Googleが虚偽に気づいた場合は、検索順位の低下や、アカウントの停止などのペナルティを課せられる可能性があります。
Googleビジネスプロフィールは、集客する上で非常に重要なツールですので、使えなくなるリスクはとても大きいですよね。
虚偽のクチコミは手痛いペナルティがある上に、ユーザーからの信頼も失ってしまいます。
謝礼や報酬が発生しない、お客さまへのクチコミの依頼は問題ありません。
違反せず、純粋なクチコミを取得していきましょう。
5. 写真を追加する
ビジネスの内容を伝え、商品やサービスを紹介するには、写真をビジネス プロフィールに追加します。的確で訴求力のある写真を掲載すれば、求めている商品やサービスがあることを顧客にアピールできます。
店舗の外観や内観、商品やメニューなどの写真を追加することで、ユーザーに対して視覚的な情報でアピールできます。
その中でも特に、検索結果でプロフィールの上部に表示される「カバー写真」は、お店の第一印象として重要です。
検索結果であなたの店舗が表示され、ユーザーの目に留まったとします。
そこに表示されている写真が、魅力に欠けるものである場合は、集客につながりにくくなると思いませんか?
魅力的に整えられた写真が掲載されている場合はきっと、「行きたい」と思われるのではないでしょうか。
Googleビジネスプロフィールの写真は、オーナー以外の一般ユーザーも投稿できるようになっています。
そのため、カバー写真に一般ユーザーの投稿写真が掲載される場合があるのです。
オーナーはGoogleビジネスプロフィールでカバー写真の設定ができます。
表示率は100%ではありませんが、カバー写真を設定することで、オーナーが登録した画像が表示される確率はアップします。
ユーザーが惹かれるような、お店をアピールする魅力的な写真を掲載しましょう。
Googleビジネスに掲載する写真のポイントはこちらの記事で解説しています。
Googleビジネスプロフィールの写真機能を活用!お店の魅力を発信
6.店舗の商品を追加する
小売店の経営者は、店舗の商品をビジネス プロフィールに追加して、販売中の商品を店舗周辺の買い物客に表示できます。
商品画像や価格、紹介文を追加で掲載できます。
写真と一緒に商品のこだわりポイントなども併記すると、商品の魅力をよりユーザーに伝えやすくなります。
定番商品だけでなく、季節限定商品やイベント商品などタイムリーな情報を更新することで、ユーザーが検索するワードとの関連性を高める可能性もアップします。
まとめ|ユーザー目線でプロフィールを充実させ、集客力をアップ!
訪問する店を選ぶ手段としてGoogle検索・Googleマップ検索が大活躍している昨今。
集客手段としてGoogleビジネスプロフィールの活用が重要視されています。
Googleビジネスプロフィールは、ユーザー目線で、「どんな情報があればうれしいか?」を念頭に充実させるのがコツです。
- ユーザーが欲しい店舗情報を正確に提供する
- 写真画像も入れながら、お店の最新の情報を更新する
- クチコミでお客さまとのコミュニケーションをとる
まずは上記のポイントを意識してGoogleビジネスプロフィールを記載していきましょう。
Googleビジネスプロフィールを店舗集客のひとつの手段として活用してみてくださいね。
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