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カフェ・パン屋の集客方法|新規・リピーター顧客獲得のポイント

date
2023/11/14
writer
コッタビジネス編集部
category
販売促進 > マーケティング
カフェやパン屋さん・お菓子屋さんを経営していく上で、「集客」は常に考え続けなければならない重要なテーマではないでしょうか。 集客しなければ売上を上げていくことはできず、経営が困難になりますよね。 集客施策を実施するとき、どのお客さまにアプローチするかを考えていますか? 適切な集客方法を選択することが成功のカギです。 この記事では着実に集客していくために、集客についての基礎知識や集客アイデアを紹介しています。 これからお店を開く方や「お店の集客がうまくいかない」とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

店舗集客で失敗する3大要因とは?

集客がうまくいかない場合、その原因は何でしょうか? 失敗の原因になりやすい下記の3つに当てはまっていないか、確認してみましょう。

集客するターゲットが絞れていない

集客するターゲットを決めていますか? 性別や年齢層、ライフスタイルが違えばニーズは異なりますよね。 ターゲットを理解した上で集客の戦略を立てる必要があります。

アプローチを使い分けていない

どのお客さまにも同じ方法でアプローチしていませんか? 例えば、新規顧客を集客するのか、既存顧客のリピートを促進するのかでは、来店してもらう動機付けやアプローチの仕方が異なります。

自店舗の強みや魅力が伝わっていない

お店のコンセプトを十分に打ち出せていますか? 集客はお客さまが自店舗を選ぶ理由を作ることが大切です。 自店舗の強みや魅力を明確にし、それらが伝わるような集客方法を選択しましょう。
どんなによい施策を打ったとしても、上記に当てはまっていると、期待していた集客の成果が出ない場合があります。 つまり、集客施策を立てるときは

  • ターゲットを絞る
  • アプローチの方法を使い分ける
  • 自店舗の強み・魅力を明確にする

という3つのポイントを意識しましょう。

店舗集客に取り組む前に押さえておきたいポイント|お客さまの段階を理解しよう

集客はマーケティング活動の一部です。 マーケティングとは、経営における「売れる仕組み作り」に関する活動の総称です。 どのようなお客さまに、どのような価値を、どのように提供するのかを考え、商品・サービスが売れる仕組みを構築します。 マーケティングについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。 お菓子屋さん・パン屋さんに必須のマーケティングとは?キホンを解説
集客の施策を練る前に、集客したいターゲットを明確にすることがポイント。 集客するお客さまは5つの段階に分類できます。 どの段階のお客さまを集客するのかを明確にしましょう。

  • STEP1. 潜在顧客

自店舗を認知していないお客さまです。 まずは「自店舗を知ってもらう」というアプローチをしましょう。

  • STEP2. 顕在顧客(見込み客)

自店舗や商品・サービスを認知しているけれど、来店・購入するまで興味を抱いてもらえていないお客さまです。 購入行動を起こしてもらうための動機やきっかけ作りが必要です。

  • STEP3. 新規顧客

初めて来店し、商品・サービスを購入するお客さまです。 商品・サービスに魅力を感じてもらえれば、リピート顧客になる可能性がアップします。

  • STEP4. 既存顧客

来店・購入履歴はあるけれど、しばらく来店がなく、自店舗への興味が薄れている状態のお客さまです。 再び自店舗のことを思い出して魅力を再認識してもらうことで、再来店・リピート購入が期待できます。

  • STEP5. リピート顧客

定期的に自店舗に来店し、商品・サービスを購入してくれるお客さまです。 顧客満足度を高めて継続利用を促すアプローチをすれば、安定的に売上が期待できます。

顧客のステージにあわせた自店舗のアピールポイントを伝える必要があります。 最終的にリピート顧客になってもらうことを目標に施策を実施していきましょう。

集客のアイデア|オンライン編

オンライン集客の方法の一例を紹介します。

Instagram運用

Instagramのアカウントの開設・運用は無料でできるため、費用をかけずに集客できる点が大きなメリット。 潜在顧客から顕在顧客へとステップアップする手段として広く利用されています。 一度フォローしてもらえると、何度もお店のアカウントを見てもらえるため、お店への興味関心が高まりやすくなるのです。 お店の新商品やキャンペーン情報などを頻度高く投稿すると、既存顧客の来店のきっかけ作りにもなり、リピーター顧客への醸成も期待できます。 また、お客さまが店舗や商品について投稿してくれる場合もあるため、クチコミ効果で認知度アップが期待できます。 コメントやDMの機能があり、既存のお客さまとも、未来のお客さま(見込み客)ともコミュニケーションがとりやすい点も特徴です。 Instagram登録方法や活用についてはこちらの記事をご覧ください。 飲食店こそインスタを活用!簡単instagram導入ガイド 【飲食店】インスタを集客に活かすには?よくある失敗や成功のコツをご紹介

Googleビジネスプロフィール(MEO対策)

狙いたい顧客:潜在顧客→顕在顧客→新規顧客 MEO対策とは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録し、Googleマップ検索に店舗を表示させる対策のことです。 お店を探すとき、多くの人はスマートフォンでGoogle検索を利用しますよね。 Googleビジネスプロフィールに店舗を登録すると、Google検索やGoogleマップ上に店舗が表示されるようになります。 Googleビジネスプロフィールの登録方法や活用についてはこちらの記事をご覧ください。 Googleビジネスプロフィールで集客力アップ!活用ポイントとは?
Googleマップ上に表示されると、商圏の競合店を検索しているときに、自店舗が表示される可能性があり、潜在顧客が顕在顧客へとステップアップする可能性が高まります。 また、Googleビジネスプロフィールに掲載されている内容が充実したものであったり、クチコミの評価が高かったりすると来店の動機となり、集客につながる可能性もあるのです。 Googleビジネスプロフィールは無料で登録できますので、ぜひ活用してくださいね。 登録方法はこちらの記事で解説しています。 Googleビジネスプロフィール登録方法・手順を解説

店舗ホームページ

狙いたい顧客:顕在顧客→新規顧客→既存顧客 SNSやGoogleビジネスプロフィールには掲載できる情報が限られるため、自店舗の魅力や強みが伝えきれない可能性があります。 その点自店舗で運営するホームページは自由度が高く、伝えたい情報を余すことなく盛り込めます。 例えばお店の看板商品は何なのか、どのような想いで商品開発をしたのかというような、普段は語れないストーリーを掲載できます。 それを見たお客さまが興味を持ち、来店することもあるかもしれません。 SNSでは過去に掲載した投稿は埋もれていってしまいますが、ホームページの場合はその心配がありません。 ホームページがあることで、お店の信頼性がアップする効果も期待できます。

LINE

狙いたい顧客:既存顧客→リピート顧客 LINEには、ビジネス目的で利用できる「LINE公式アカウント(LINE for Business)」があります。 「友だち追加」をしてもらったお客さまに店舗の情報を届けられる機能です。 2回目以降のリピート集客に活用できます。 例えば、クーポン発行機能を利用してキャンペーンの告知をすると、再来店を促せますよね。 また、LINEは平均開封率が高いため、情報を見てくれる可能性が高い点もメリット。 お店のLINE公式アカウントを友だち追加してもらうためには、登録を促す施策が必要です。 例えば ・レジ前にPOPを配置し、登録を促す ・ショップカードに印刷し、配布する ・登録キャンペーンを実施する などを実施して、友だち追加を呼びかけましょう。

集客のアイデア|オフライン編

次にオフラインでの集客方法の例を紹介します。

チラシ、ポスティング

狙いたい顧客:潜在顧客→顕在顧客→新規顧客 商圏エリアの人々に確実にアピールする手段としてチラシは有効な施策です。 特にネットを利用しない高齢層の顧客には、オンライン集客よりもチラシの方がアプローチできます。 もし予算があれば、チラシのポスティングという選択肢もあります。 ポスティングサービスを利用すると、店舗商圏の世帯のポストに、制作したチラシを投函してもらうことが可能です。 店舗を中心に自転車で10分程度の商圏範囲にポスティングをしましょう。 チラシを配布する場合は、来店する動機となる情報を盛り込みます。 例えば

  • イベントやキャンペーン情報
  • 期間限定クーポン

などを掲載し、来店を促しましょう。

かんばん、のぼり

狙いたい顧客:顕在顧客→潜在顧客→新規顧客 通勤や通学などの生活圏であれば、毎日のように同じ人が通りますよね。 かんばんやのぼりがあると、道行く人々からお店の存在を認識されやすくなります。 特に路面店ではのぼりを設置していると、遠くや車の中からでもお店の存在が分かりやすくなります。 cotta businessの別注オーダーサービスでは、お店オリジナルののぼりを作成できます。 詳しくはこちらをチェックしてみてくださいね。 >> コッタビジネス 別注オーダーサービス

ポイントカード、スタンプカード

狙いたい顧客:新規顧客→既存顧客→リピート顧客 店舗でお買い物をするとポイントが付与されるポイントカード、購入金額に応じてスタンプを押してもらえるスタンプカードは店舗集客ではおなじみのアイテムですよね。 ポイントやスタンプが貯まっていくというワクワク感があり、再来店の促進となります。 何度も通ってもらうことで、顧客の定着化につながります。 同時に顧客情報を取得し、整理しておくとよいでしょう。 顧客情報を把握すると、お客さまに合わせたサービスや施策を立てられます。 例えば、来店頻度が低くなったお客さまにキャンペーンのDMを送れば、またお店を利用してくれるかもしれません。 お誕生日限定の特典やサービスを準備すると、来店のきっかけやお店の好感度アップにつながります。 お客さまの店舗へのロイヤリティを高められる点が、ポイントカードやスタンプカードを導入するメリットです。

集客方法を選ぶコツ|効果を測定しやすい手法を選ぼう

集客対策をするときは、その施策がどのくらいの効果があったのかを意識しましょう。 「前よりもお客さまが増えた気がする」 「増えているけど、何が原因で増えたのかは分からない」 上記のような状態では、実施した施策の影響なのかどうかが分かりませんよね。 施策を継続すべきなのか、他の施策に変更すべきなのかの判断ができなくなります。 施策の分析と改善をいち早くできるよう、集客の効果が測定しやすい集客施策を選びましょう。 下記のような例が挙げられます。

  • Instagram投稿
    対策:フォロワー数の増減や、投稿へのいいね数、保存数を測定する
  • のぼりを立てる
    対策:のぼりを立てる前の来店者数と立ててからの来店者数を測定する
  • チラシを発行する
    対策:切り取りできるクーポンをつけ、そのクーポンの利用数を測定する

施策の実績を確認・分析しながら、よりお店にフィットする集客施策を打ち出しましょう。

まとめ|お客さまの段階に合わせた集客方法を選ぶことが成功へのカギ

この記事では集客の基本的な考え方と集客のアイデアについて紹介しました。 闇雲に集客施策を実施する前に、まずは「どの段階を狙って集客するのか」を考えましょう。 お客さまは 潜在顧客→顕在顧客→新規顧客→既存顧客→リピート顧客 の5つの段階に分けることができます。 どの段階の集客を強化したいのか、そのために適した方法は何かを考えると、効果的な戦略が立てやすくなります。 できるだけ効果の測定がしやすい手法を選択し、施策の分析と改善も行うことが大切です。 ひとりでも多くのお客さまと出会うために、自店舗に合った集客方法を見つけましょう。 最終的にはお店のリピーターになってもらうことを目標に集客をしていきましょう。
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