Nextブレイク!?ビアリーを作ろう!
ゆでないベーグルとも呼ばれている「ビアリー」をご存じですか?
日本ではまだあまりなじみがありませんが、ニューヨークではパン屋さんはもちろん、スーパーマーケットにも並んでいる根強い人気のあるパンです。
今回は、ビアリーのレシピをご紹介します。
ビアリーとは
ビアリーとは、丸く成形して中央をくぼませ、そこに炒めたタマネギをのせて焼き上げたパン。
食感はベーグルに比べるとやわらかく、外は香ばしくて、中はもっちり。子どもから大人まで食べやすい、シンプルなお総菜パンといってもいいかもしれません。
ベーグルのようにゆでる工程がないため、パン作り初心者さんでも安心して作れます。
ビアリーの歴史は古く、ベーグルと同じように、もともとはポーランドのユダヤ人が食べていたパンとされています。
ビアリーのレシピ
ニューヨークでも素朴な味わいが人気のビアリー。
まずは、オーソドックスなあめ色タマネギ入りのビアリーを作ってみましょう。
材料(6個分)
パン生地
- 強力粉…300g
- 砂糖…小さじ1
- インスタントドライイースト…小さじ1
- 塩…小さじ1
- オリーブオイル…小さじ1
- 水(冬はぬるま湯)…180g
フィリング
- タマネギ…1個
- ケシの実…小さじ1
- 塩…少々
- ブラックペッパー…少々
下準備
- 天板にシルパンを敷きます(オーブンシートでも可)。
- オーブンを200℃に予熱します。
作り方
- ボウルに強力粉から水までを入れて混ぜ、こねます。
- 生地がなめらかになったら丸め、ボウルに入れてフタをし、発酵させます。
- 発酵させている間にフィリングを作ります。
- パン生地が2倍に膨らんだら、発酵終了です。
- 生地を6等分して丸め、シルパンを敷いた天板の上に並べ、発酵させます。
- ふっくらしたら、発酵終了です。
- 生地の真ん中をへこませ、縁が高くなるように、丸く広げます。
- へこませた部分にフィリングを小さじ1ほど入れます。
- 200℃に予熱したオーブンで15分間焼きます。
- 出来上がり。
タマネギをみじん切りにし、植物油(分量外)を引いたフライパンであめ色になるまで炒めます。
ケシの実を加え、塩とブラックペッパーを振ったら冷ましておきます。
生地全体に霧吹きで水をかけ、塩とブラックペッパー(共に分量外)を振ります。
*ガスオーブンを使っています。お使いのオーブンに合わせて、温度と時間を調節してください。
ポイントはあめ色タマネギ
時間がないと、フィリングのタマネギをあめ色になるまで炒めるのは大変。
そんなときには、しんなりする程度に炒めれば大丈夫です。
ただし、おいしさではあめ色タマネギにはかないません。
炒めたタマネギは冷凍できるので、時間があるときにあめ色になるまで炒めて、冷凍保存しておきましょう。
一度に多めに作って冷凍しておけば、ビアリーはもちろん、他のお料理にも使えるので、とっても便利です。
フィリングをアレンジ
レシピではオーソドックスなタマネギ入りをご紹介しましたが、フィリングを自由自在に変えられるのも、ビアリー作りの楽しさです。
シンプルなパンなので、どんなフィリングでも◎あめ色のタマネギをトマトに変えるのもおすすめです。
トマトのフィリングの作り方
- ミニトマトを半分に切ります。
- オレガノやタイムなどのハーブをまぶしたら塩とコショウを振って、しばらく置いておきます。
- 生地にのせて、焼き上げてください。
翌日もおいしく
ビアリーは砂糖や油脂が少なめのパン生地なので、翌日はかたくなります。
でも、オーブントースターなどで温めれば大丈夫。焼きたての食感に戻って、おいしさがよみがえります。
粉の風味を楽しんで
素朴でシンプルに作るからこそ、粉の風味が感じられるビアリー。
ぜひ味わってみてください。
「茹でないベーグル・ビアリー【パン作り初心者もOK!】」の詳しいレシピページはこちら。